この記事では、NISAで購入すべき投資信託について分かりやすく簡単に解説します。最後まで読んでいただけたら全世界株式に投資すべきか米国株式に投資すべきか迷ってしまう方向けに購入すべき投資信託が分かります。
NISAで投資信託を買うべき理由
NISAは生涯投資可能額が1800万円と決まっているのでNISA枠内で運用額を最大にしなければいけません。
高配当株などNISA枠外に配当金が吐き出されるものはおすすめしません。
投資信託を買うべき理由については以前の記事に詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方はご覧ください。
NISAは投資信託を買うべき?個別株は?資産形成するなら投資信託一択である理由を解説!
NISA買い付けランキング
下図は、SBI証券のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の週間買い付けランキングです。

引用元:SBI証券
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
1位は「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
通称「オルカン」と呼ばれています。
このファンド1つで全世界に分散投資ができます。

引用元:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付目論見書
現在の投資割合は、アメリカ64.2%、日本5%、イギリス3.3%・・・・
簡単に説明すると100万円投資したら、アメリカに64.2万円、日本に5万円、イギリスに3.3万円・・・分を投資するということです。
現在はアメリカの時価総額が大きいので約64%投資していますが、10年後や20年後はどこの国が成長しているか分かりません。
このファンドのすばらしいところは、自動的に投資割合を変更してくれます。
(例)日本、イギリス、インドが成長した場合

また、信託報酬(投資信託を保有中にかかるコスト)が0.05775%程度と安く、トータルリターンは過去5年で18.88%です。
このファンドを購入するだけで全世界に分散投資することができる
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位は「三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
このファンドは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株価指数で、アメリカを代表する500銘柄で構成されています。

引用元:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)交付見書
簡単に説明すると100万円投資したら、アップルに7万円、エヌビディアに6.9万円、マイクロソフトに6.5万円・・・分を投資するということです。
このファンドも自動的に投資割合を変更してくれます。
また、信託報酬が0.0814%程度と安く、トータルリターンは過去5年で22.78%です。
このファンドを購入するだけでアメリカの大型株500社に分散投資ができる
三菱UFJ-eMAXIS Slim とは?
三菱UFJアセットマネジメントが販売しているファンドのシリーズになります。
このシリーズのすごいところは、「低水準で業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」と宣言しています。
ファンドの中身が同じでも販売会社が違えば信託報酬(運用コスト)が違います。他社から信託報酬の安いファンドが登場したら信託報酬を引き下げてくれる可能性が高く、過去にも数回信託報酬の引き下げを行っています。
これから長期で投資を行うなら信託報酬が低い方が有利になりますので「eMAXIS Slim」のファンドに投資するのが良さそうです。
全世界株式か米国株式か
全世界株式
- 長期的にどの国が成長しても、衰退しても自動的に投資割合を変更してくれる
- 全世界に分散投資ができる
- 全然成長しない国があり、足を引っ張る可能性がある
米国株式
- これからも米国が最強と考える方
- 全世界株式と比べ、過去5年で約4%リターンが高い
- 米国が衰退し、他国が成長しても恩恵がない
どちらもメリット・デメリットがあり迷ってしまいますよね?
迷う方は、全世界に分散投資ができ、信託報酬の低い全世界株式を選ぶべきです。
まとめ
・eMAXIS Slim の投資信託が良い
・全世界株式か米国株式か迷う場合は「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選ぶ
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